次回寺子屋相思相考塾の定例講座のご案内

次 回:第102回【第59回定例講座】

日 時:令和6年3月27日(水) 18時~

テーマ:2024年米大統領選挙 バイデンとトランプの選挙戦略」

講 師:明治大学政治経済学部教授 海野素央氏

 

※講座は招待制です。

 ご興味ある方は、塾のプロフィールに記載の連絡先へお問い合わせ下さい。

■更新情報(令和5年10月22日)

  第101回講座(第58回定例講座)を「過去の講座の概要」に掲載致しました。

「グローバル社会の中で日本人として肝心なこと」を団塊の世代の語り部と相思い相考えましょう。

■設立の背景

 「失われた20年間」に世界は「グローバル化」が進行しました。欧米に加え韓国、台湾、中国及びアセアン等の我が国の周辺国の台頭は目覚ましいものがあります。日本の各企業も彼等に負けまいと必死で「グローバル化」に取り組んできました。しかし現状はこの「グローバル化」の波に巧く乗っているとは決して言えない状態です。加えてこの「失われた20年間」に漂う「閉塞感」は一向に消えてないのです。何故なのでしょうか? 

 

 それは、いつの間にか「日本人として肝心なこと」を忘れてしまったことに一因があるのではないでしょうか。つまり「自分たちがどういう国民であるのか?どういう国民であるべきか?」、あるいは「日本人らしさとはどういうことか?」と言う事を、自信を持って外国の人々に対して言えなくなっているのではないでしょうか。そういう風潮が日本人の心に「焦燥感」と共に「閉塞感」を増長していると考えます。

 

 「グローバル化」の中で日本企業が勝ち残ろうとするのであれば、無闇に欧米や周辺国の「経営方法」や「仕事のやり方」などを真似るのは無意味です。勿論良いものは謙虚にかつ真摯な精神で取り入れるべきですが、何でもかんでも真似をする必要はないのです。「日本人として肝心なこと」をしっかりと理解して、軸足をぶらさぬようにした時に初めて外国企業は日本の存在を十分に認め、その日本企業の一本芯の通った経営の精神を尊敬すらするのです。 

 

 では、「グローバル化の中で日本人として肝心なこととは何か?」と考えたときに一言で言い表すのは甚だ難しいのです。ある人は「日本人のアイデンティティだ!」と言う人も居るでしょう。またある人は「日本人の誇りだ!」「日本人の矜持だ!」と、言う人も居るでしょう。いろいろな意見が有って良いのです。大事なことは「日本人として肝心なこととはどういうことなのだ?」と常に考えることなのです。 

 

 一方ここ数年、日本の人口比率で最大の「団塊の世代」が退役し始めました。彼らはついこの前まで現場で現役として活躍してきた人達で、まだまだ心身共に元気な人達です。まだまだ隠居するには早過ぎます。そこでこの「団塊の世代」の有志が集い、「グローバル社会の中で日本人として肝心なこと」を過去の実体験などを通じて若い人達と相思い相考える「場」を創りたいと考え、「寺子屋相思相考塾」を設立しました。                       

        2013年10月 塾長 山崎良一